キャットフードは高価なものの方が安心か?

これから猫を飼い始める方、すでに飼っている方、皆さん一度は悩むところがキャットフードについてではないでしょうか。現在キャットフードは多種多様あり、値段も様々です。500円程度から買えるものや、1000~3000円などの高価なものもあります。安いものよりは高いものの方が安全なのではないかと思っても、何故こんなにも値段に開きがあるのかわからないですよね。高いキャットフードが何故高いのか、何故安心なのかを調べてみました。

安いキャットフードは安価な原材料で作られており、高いキャットフードは高価な原材料で作られています。比較的安いキャットフードは、主原料に小麦やトウモロコシの穀物類がたくさん使用されています。猫は肉食動物なので、穀物を消化吸収するような身体の仕組みができていません。
消化吸収に向いていない穀物を食べ続けると、消化不良や食物アレルギーになり、下痢や嘔吐といった症状が出る場合があります。また、穀物に含まれる炭水化物は、空腹感を感じやすく、たくさん食べてしまうため太りやすくなります。言わずもがな肥満は万病の元です。

高いキャットフードは、主原料に肉や魚を使用しています。高いだけあって、きちんと人間が食べられるような肉・魚を使用しています。なので、原材料名には「ミール」といった単語はなく、きちんと「チキン」「サーモン」と言った名称が記載されています。
また、高いキャットフードには着色料は使用されていません。赤や緑など色鮮やかなものは、人間からすれば美味しそうに見えるかもしれませんが、猫にとっては全くの不要物です。着色料を使用していないキャットフードは原材料の色がそのまま出ており、茶色です。

猫にとって不必要で有害な物を使用していないキャットフードを選んでいくと、比較的高価なキャットフードに選ぶことになります。高価なキャットフードだから安心安全ということではなく、猫の安心を考えてきちんと作られているからこそ、値段は高くなってしまうのです。
値段が高く中々手が出にくいと考えられる方も多いと思いますが、肉がメインに作られているキャットフードは穀物をメインに作られたものよりも効率よく栄養を摂ることができ、腹持ちもいいので、食べる量は抑えられます。安価なキャットフードを与え続け、将来猫が病気になり、病院にかかることを考えると、その医療費分を現在のキャットフードに使ってあげたほうが良いのではないでしょうか。